2023/01/30 10:00
こんにちは、ウェブライティング担当の武久です! 先週は大学の筆記試験があったため、記事の執筆にお休みをいただいておりました。
さて、冬のお悩みといえばリードの乾燥ですよね。演奏しようと思った時に、開きが強すぎたり、
逆に潰れてしまっていたりして、上手く振動しないなんてこともしばしば。
私の場合、気温10℃を切る日が出てきた辺り(12月頃)からリードの乾燥を顕著に感じます。
朝、リードケースから出した時は開きが強くてどうしようもないのに、水に浸けて少し慣らしてから放置
するとものすごくぺったんこになることが多いので、演奏したい時間よりも前にゆとりを持って少し
水に浸ける時間を取るようにしてます。
この時、水に長時間浸けすぎたり、開きが強いからと潰しすぎてはいけません。水に長時間浸けすぎるとリードの劣化を早め、潰そうとすると時間が経つ
と潰れすぎてしまいます。
水にちょっと浸けて、ピッピッとして(伝われ)少し置いておく(くれぐれも、
浸けっぱなしではない)と、水分が馴染んでパカッと開いていたのがかなり落ち着きます。調整が
必要な場合、ここから手を加えていきます。ここからは長時間放置したりしない限りあまり状態が
変わらないので、吹きやすい状態まで湿らせつつ、重かったら少し削ったり、軽かったりピッチが
低かったりしたら少し先端をカットしたりします。ここでも水に浸けすぎると逆に重くなりすぎるので
注意です。
冬のリードの慣らし方をまとめると、
①水に少し浸けて置いておく
②水分が馴染んで開きが落ち着いてから調整・演奏
③慌てて開きを潰そうとしたり、水に浸けすぎたりしない
こんなところですね。
あと、リードを自作する時は、何故かこの時期ピッチが低いリードが出来やすいので、夏場に比
べて1mm程短く作る等の工夫をしています。
今回は、私の冬のリードの乾燥対策や慣らし方についてお話しいたしました。あくまで私の場合
のお話ですが、参考になりましたら幸いです。
冬もリードをしっかり手懐けて、良いオーボエライフを!